当院がインプラント治療で一貫して重んじているのは、複雑にしすぎず、シンプルに、そして安全に仕上げることです。29年にわたる臨床のなかで積み重ねてきた経験をもとに、一人ひとりに合った治療をご提供します。
全症例で「仮歯」を介し咬合を緻密に整える
当院の最大の特色は、すべての症例で必ず仮歯(プロビジョナル)を装着することです。仮歯を入れずに、いきなり最終的な歯を装着する医院も少なくありません。しかし当院では、仮歯の段階でしっかりと噛み合わせを確認し、見た目のバランスも確かめたうえで、最終的な歯へと進みます。
噛み合わせが整わないままインプラントを完成させてしまうと、噛んだときの負担がインプラントや骨に偏り、長期的にはトラブルの原因になりかねません。仮歯という一段階を挟むことが、インプラントを末長く安定させるための確かな近道だと、当院は考えています。
技工士が来院してご要望を直接反映
見た目にこだわる症例では、歯を製作する技工士が来院し、患者さんと直接お話しする機会を設けています。色や形の細やかなご希望を、間に人を挟まず技工士がその場で受け取ることで、より満足度の高い仕上がりを目指せます。歯を入れることで表情が若々しく見える、そんな変化を実感される方も少なくありません。
精度と安全性を支える診断設備
外科処置を伴うインプラント治療では、担当医の技術に加え、精密な診断がその成否を大きく左右します。当院では以下の設備を活用し、安全で正確な治療を実現しています。
歯科用CT
顎の骨を立体的に撮影し、骨の厚みや量、神経や血管の位置まで詳細に把握します。平面的なレントゲンでは見えない部分まで確認することで、安全な治療計画の土台をつくります。
光学スキャナ
当院では「TRIOS」というメーカーの光学スキャナを使用し、口腔内をデジタルデータとして精密に取り込みます。粘土状の型取り材を使わないため不快感が少なく、人工歯の適合精度も高まります。
診断シミュレーションソフト
当院で採用している「coDiagnostiX®」というシミュレーションソフトは、CTで得たデータをもとにインプラントを埋める位置や角度、深さをコンピューター上で緻密に設計します。神経や血管を避けた安全な手術計画を、あらかじめ立てることができます。
ガイデッドサージェリー
シミュレーションの結果をもとに製作する、マウスピース型の手術サポート装置です。計画どおりの位置へ正確にインプラントを導けるため、手術の精度が高まり、患者さんの負担軽減にもつながります。
オステル
埋め込んだインプラントが骨とどれだけ結合しているかを数値で確認します。最終的な歯へ進むタイミングを、感覚ではなくデータに基づいて見極めます。
抜歯当日に仮歯まで入る「抜歯即時荷重」
通常のインプラント治療では、抜歯後に傷が癒えて骨が安定するのを待つため、数か月にわたって歯のない期間を過ごすことがあります。一方「抜歯即時荷重」は、抜歯と同時にインプラントを埋め込み、その日のうちに仮歯まで装着する術式です。歯のない期間をなくし、見た目や食事への影響を最小限に抑えられます。治療期間や通院回数の短縮にもつながります。
なお、最終的な歯については、当院では当日に完成させることはいたしません。あくまで仮歯で噛み合わせを落ち着かせてから最終補綴へ進むのが、長持ちのための当院の方針です。また、抜歯即時荷重はすべての方に適応できるわけではないため、精密な検査のうえで判断いたします。
骨が足りない方への対応
顎の骨が不足している場合でも、当院では
サイナスリフト、
ソケットリフト、
GBR、
骨移植といった骨を補う処置に対応しています。さらに、患者さん自身の血液から採取した成分を活用するCGFを用い、治りやすい環境づくりにも取り組んでいます。「骨が足りないから難しい」と言われた方も、可能性を一緒に探っていきますので、まずはご相談ください。
詳しくは
こちらのページをご覧ください。
手術への恐怖をやわらげる「睡眠無痛治療」
「手術が怖い」「歯科治療が苦手」「えずきやすい」という方には、点滴から鎮静薬を投与する睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)をご用意しています。投与後はうとうとと眠っているようなリラックス状態になり、手術中の痛みや音、振動を感じにくくなります。「気がついたら終わっていた」とおっしゃる方も多い方法です。鎮静を専門とする医師の管理のもとで行いますので、安心してお任せください。